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アニメのレビューを中心に大好きな声優さんの話題やBL作品を書いてます!

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第3話「危険な匂い」
第4話「ドリーム」




1巻の感想はコチラ





「なんで?どうして??」

これはバトルだろ?パニックのまま前を走る拓海。

このまま前を走り続ければイイのか?
予想外の信司の行動に集中力がズタズタのまま走らなくてはならない拓海はいつもの走りにならない。


「史浩、わかってないよおまえ」

拓海が前に出たならこれで勝利と考える史浩に、相手はまた抜き返す満々だと指摘する啓介。
そして涼介もまたこのまま拓海がすんなり前を走らせて貰えないと予想する。
今までの常識が通用しない相手・・・だからこそ藤原の最終戦に相応しい相手だと。
そしてまだまだ自分の知らない逸材を発見した事を嬉しそうに微笑む。



とにかくテクニカルセクションまで少しでもタイヤを温存させる走りに切り替える拓海。



また別の場所で走りを見ているのはチームカタギリの皆川と小柏カイ。
皆川は一見白熱して見える2台の走りは本気じゃないと言い切る。

「見ていて息苦しいのは何故かな?」

それは多分、信司の86が何かやらかすという「危険な匂い」がプンプンするから。



「ちょっとガッカリだな」

拓海がいつもの走りを出来ていないからか?それともタイヤの為にセーブしているからか?
あの時見えた羽が見えないとガッカリする信司。

「見えないなら後ろにいる意味もないよ」

いよいよ仕掛けようというのか?



信司の後ろは走りにくい。
進入速度の速さと独特のリズムの為。
だからこそ久保は先行逃げ切りを指示したのだ。
それでも豪は初めて信司が他人の走りに興味を持った事を「イイ事」と言う。
今の殻を破る為にはもっと焦って苦しめられた方がイイと。限界の先に進むために。




セオリーから考えて信司の行動が理解不能といった感じの沙雪と真子。
そんな2人の目の前に2台がやってくる。

86-86

すると突然スピードを上げた信司の車が拓海の86を抜きにかかり、車体をぶつけそのままスイと抜いてしまったのだ。

またもやセオリー無視&車体をぶつけても平然とした様子
S字に捻じれて進入ラインは1本しかないこの道で内から抜くとは!
真子も信じられない表情。
だが、沙雪はあくまで想像と前置きし、あそこで無理に抜いてみせたのは真子に自分が抜くところを見せたかったからではないかと口にする。

そしてぶつけられた方の拓海はカチンときていた。
(ナイトキッズの慎吾との対戦を思い出しますね(^^ゞ)


報告を受けた久保も豪もビックリ☆
そして信司はもともと傷だらけのボロボロな状態の車に乗り始めたからか?公道の走り屋たちがみんなボディに傷を付けないようにと大事にするのに対し、全くそういうのに頓着していない。

それにしても信司の天然が入ったパッシングポイント。
だが豪は仕掛けたのがちょっと早かったのではと考える。

86-86-2



またプロジェクトDの方は史浩が動揺するが、啓介は言う

「今のアイツは自分の為だけに走ってるわけじゃないんだ。
北関東で戦ってきたライバル達が見ているし、すごい分厚い風に押されて走っているんだ!」


今のままじゃ気持ち悪いから譲り返したと思えばイイ!
啓介の言葉に一理あると考える涼介。

おそらく、タイヤを温存するハイスピードクルージングで走行しているだろう事もわかっていた。
敢えてやろうと思えばやれたブロックもやり過ごしたのだろうと。

本当に涼介って拓海の事は何でもお見通しなんだなぁ(腐っ)

「追い詰められてまた1つ覚醒する
変化しながら覚醒していくタイプの天才だから」



信司が前に出た事で勝ちを確信する久保。

「信司と同じ事は誰にも出来ない
やろうとすれば破綻が待つのみ」


だが、真子だけは否定する。
以前、碓井で戦った時、走り込んだ自分の走行をソックリ同調し、あろうことか自分たち以上の走りをした。
それを知っているから。
沙雪も指摘されてハッとする。


そして今、拓海は先ほどまでと違い信司の走りに完全についてきていた。


「おまえすごいよ!だけど同じ86だよな
そっちが曲がれるスピードでこっちが曲がれないって事はないだろう」


そして2台はこの峠でも一番難しいと感じている信司。
今まで自分と同じスピードでついてきた人はいなかった。

「嘘でしょ!それが出来た人、初めて見たよ」

今度パニくるのは信司の番だった


この3番ヘアピンは信司だけでなく久保も豪も認める難しい所。
攻めれば攻めるほど手に負えないのだ。そのせいで事故も多くガードレールがボコボコに傷んでいる程。

「いい傾向だ」

単純に勝った負けたで終わらせては勿体無い・・・啓介とのバトルで憑き物が落ちたかのように考え方が変わってきていた。


「この人速いよ!僕なんてやっぱりダメだよ、母さん!
こんなの嫌だよ 逃げ出したい」


今まで見た事が無かったドライバーの実力に本来の自分の弱さと戦いながら走る信司。





間合い的にも精神的にも信司を追いつめる拓海の86。
信司は得意げに母親に褒めて貰った話や、誰も自分に追い付けない事を報告していたが、母親には「謙虚でいなきゃ」と言われていたのに・・・
いつの間にか天狗になっていた事を認めると同時にバトルに参加した事を後悔する。


「ひょっとしたら・・・」

信司の走りに何か感じた拓海は、勝つ為にフロントランプを消しブラインドアタックに入る。
そして横に並んだところでライトを再び点灯させる。

「悪く思うなよ 強引だったかもしれないけど、俺は車ぶつけてないから」

たっきゅん、実はかなり頭に来てる?(笑)

しかし、自分が思い描くライン取りに拘るタイプと判断した拓海はそうさせないよう内側から抜き返したのだ。
驚愕の信司。しかし、皮肉にももう一度見たいと言っていた羽が見えたのだ。

86-w2



だが、こうして抜かれた事で天狗になり過ぎてワザと道を譲るなどKYな行動をしてしまったと反省した辺りで信司自身にも変化が現れ始める。

「この道だけは負けたくないんだ」

未熟な自分を認め受け入れ、その上で負けたくないと感じた気持ち。



前に出た拓海はこのまま逃げ切りを考える。
だがその頃、涼介は信司のグリップ走行の最大のメリットを速さとタイヤと解説する。
そうなると、途中温存したとはいえ追い付くためにタイヤを消耗している。
そして涼介の言葉通りタイヤのすり減りが拓海を苦しめる。

いよいよフロントタイヤが甘くなり隙が出来始めてきた。
そこを突いて信司が前に出てきた


matsu-ryo

「最後の切り札は高回転ゾーン」

実はバトルの前に涼介と松本にエンジンについて説明を受けていた拓海。
エンジンの出力特性をワザとフラットな耐久性にし、以前ほど高回転でパワーが出ないよう調整されていた。

(この辺も、2ndで新生86のエンジンを文太の判断で真の力を発揮出来ないように設定されていたのを思い出しますね)

しかし今回、封印してきたその上を準備してきた涼介と松本。


いよいよ862台が池谷達のいる場所に突っ込んできた。
だが、フロントタイヤの消耗で曲がらないその隙間を突いて信司が再度の追い抜きを試みる。
車に接触させつつ強引に抜いていった信司。
拓海の86が抜かれるところを目の当たりにした樹達のショックは計り知れない。

「向かうところ敵無しだった超高速ドリフトが!!」
「嘘でしょ!拓海が負けるなんてあるわけないですよ!
拓海なら絶対なんとかしてくれるっす!」




「相手が頭打ちになってシフトチェンジで迷う場面で躊躇う事なく踏んで行けたら、コンマ3から4稼げる」

僅かな差でも行かせるシチュエーションが必ずあると断言する涼介。
それにしても、こうなるって予測してたのかな?ホント、なんでもわかってるお人です(笑)

エンジンにとても負担をかけるやり方
堪えてくれ!祈るように86に話しかけ、再びブラインドアタックを試みる拓海。

「ここだ!」

とうとう仕掛ける場所に突入し、信司と並ぶ拓海。
ヘッドライトを消したまま、相手の車体に接触し、ガードレールに擦りそれでも残ったタイヤのグリップを信じて加速していく。
一方、張り付かれた形の信司は息苦しさを感じ、ラインが作れない焦りを覚える。

でも「負けたくない!」

互いにあちこちにぶつかりながら譲らない。そしてとうとう最終コーナー


しかしヘッドライトを消していた為に拓海は気付けなかった。
既に1万回転をゆうに超えていた事に。
気付いたのと同時にエンジンブローに!
しかし、スピードが乗っていた86はバック走行のままゴールを走り抜け拓海の勝利で幕を閉じた。
ドッグファイトの経験値の差だと涼介は呟く。

拓海に抱きつく樹。
そして気付けばこのバトルを見に来ていたかつてのライバル達が傍で見つめていた。


一方信司はヒーローになれなくてごめんなさいと謝るも、豪も久保も「よくやった」と褒め、
豪は信司はこの敗戦でもっと強くなると確信する。




しかし、86は廃車と決まった。
でも拓海は、バトルとかじゃなくそのまま手元に置きたいと文太に頼みこむ。



1年限定のプロジェクトDも静かに幕を引こうとしていた。
湖で酒を飲み語るメンバー達。

啓介と拓海にはプロからオファーがいくつかきている事が史浩から告げられる。

「日が暮れる なんだろうな、この寂しさは
一生忘れられない夏が終わるよ」




別の日、涼介は香織の墓に詣で、自分のこれからの夢を語る。

そう、プロジェクトDの「D」は

DREAM



ここでエンディング「Rage your dream」ですよ!胸熱です。

豆腐の配達はインプレッサで。

keiichi-t

D1グランプリを見に来た拓海の肩を叩いたのは・・・土屋圭一さんΣ( ̄ロ ̄lll)

池谷と樹は相変わらずスタンドで働き、健二は車をイジってるのも変わらぬ光景で。

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啓介と真子はプロとなった。

そして誓った通り、原石を探してバトルを見つめる涼介。


そして今日も秋名を拓海は走るーーー。

86239




最後の最後ですれ違った車のナンバーが「86239(ハチロクにサンキュー)」
スタッフさんの思いがここに詰まっていたように感じます。
これに気付いちゃったらまた泣ける。


負け無しのまま第一線を退く事になった86
それと共に作品も終わり、拓海もまた1つ卒業をして次に動き出そうとしていて。
周りも走り屋からは卒業する者も出てきて。だけど決して車から離れていない生活。
非常に「らしい」最終回でした。

実は本当に最終回だけ雑誌を購入した私でしたが、

130729_084655

最後のみんなのシーンは・・・アニメオンリーかな?
でも、みんながちゃんと前を見て動き出してるのがわかって嬉しかったですね。
美佳も頑張ってる様子が出てましたし。
まぁ私も「走り屋に女は要らないぜ」と思っているので(笑)ここは自然消滅してくれる事を祈ります(爆)

拓海の成長物語に思えたこの話も、最終的にはかなーり涼介寄りな展開で。
それに啓介と拓海が力を貸してあげたような?
でも結果、それを踏み台に飛び立って行きましたね。
ホント、みんな涼介さんが大好きで。私もホントいろいろ萌えさせて貰いました。

そしてなにより、キャストが本当に素晴らしかった。
当初、拓海に三木さんは・・・と思っていた時期もありましたが、上手い方だし10年以上この声で見ていれば拓海はもう三木さんしか考えられないわけで。
他の人はホント言う事無しです!!

1998年から16年。少し間が開いた時期もありましたが、拓海同様映像も進化していって本当に最後まで楽しませて貰いました。
スタッフの皆様、キャストの皆様、本当にお疲れ様でした。





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